犬と引っ越し

古民家へ移住の憧れはありますか?現実は…ぶっちゃけます!

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ワンズと共にお化け屋敷へ移住

 

『ど』田舎に仕事で引っ越したわけですが、家は『築100年の茅葺屋根』のお化け屋敷でした。
田舎の物件事情については、また別の機会にご紹介するとして、田舎には空き家はあれど貸家は少ない。小さい村だと余計。

 

教訓1
移住の家について贅沢は言えない
家がないので、どんなお化け屋敷が当たるかは運次第

 

移住する前5分ほど家を見させてもらっていたので覚悟はしていたが、やっぱりお化け屋敷でした。

間取りは、5K土間付き。庭付き。2階建てだけれども、2階は入れないように封鎖されている。5部屋の内、2部屋は開かずの間だった。

 

まず2階について。

玄関横に木でできた梯子があって、どうやら2階に行けそう。

しかし!!何枚かの木の板で行けないようにしてありました…怖い(;O;)

隙間があって覗いてみても、真っ暗で何も見えない。すごく埃がたまっているように思えました。

 

そして開かずの間。

1つは北側のキッチンの横にプチ離れみたいにある部屋。前に住んでいた人が戦った形跡。。。

この部屋の中でスズメバチが巨大な巣を作り、家の中まで大変だったとかで扉が粘着テープで塞がれていました。(;´Д`)

 

もう一つの部屋は、南東の角。

方角は良いはずなのに、東側が一面薄い窓。そこに木の雨戸が立てかけられ、ツタが生い茂り、家の中から外はほとんど見えない。

光ももちろん入ってこなくて、押し入れはまたまた木で蓋されて開かないようにしてあり、畳は湿気で腐っていました。昼間からお化けがリアルに出そう。

なぜか、お線香のようなにおいがする部屋。ここも前に住んでいた人が、すべての障子を粘着テープで塞いで開かずの間にしていました。

何があったんだろう。。。( ;∀;)

 

教訓2
古民家には開かずの間がある可能性
何らかの理由で長期間使っていない部屋は、使えない状態になっている(使ってはいけない??( ;∀;))

 

 

 

そこいらに無数の虫。虫との格闘は本当に大変で、それらはまた別の記事にします。( ;∀;)
悲惨。役場の方の説明では、冬場は家の中でもコップの水が氷ると。

地域的には、中国地方の山間なので、冬場は多い時で50センチほど雪が積もる。

この家は、風が強く吹くと髪の毛が家の中でも揺れた。『もしかして、この家で冬死んじゃうかも』と本気で思いました。

 

3月中旬でも、家の中の気温は8℃。外の方が温かい。

寒さの苦手だったので灯油ファンヒーターを2台点けるも15℃以上にはならない。

隙間風が暖を持って行ってしまう・・・。灯油は7月まで買い続けました。20Lのタンクを3つ買って、1週間で1本は無くなる。

こんなに灯油を買ったことないというくらい買いました。あと殺虫剤も。

 

サッシは全部木でできていて、腐りかけ。

窓もいたるところが割れてましたし、そこはテープで塞いであるだけ。その窓が壁みたいなもので、後は障子がある。

それで外と区切られてます。畳の下は、10センチ間隔でいたが渡してあり、板の隙間から土が見える。外との境界は、スカスカの板とその上にある畳だけ。

風の強い日は家の中まで土埃が凄くて、家の中にいながらキャンプに似た感じ。(´・ω・`)

 

 

教訓3
古民家はリノベーションすべし
隙間があるので寒いし、虫が入りまくる

 

ちなみに風の強い日は、屋根裏や土壁などの家中のホコリが隙間風により舞います。

そしてハウスダストのアレルギーがある私は、鼻がズビーズビーとなるのでした。

空気清浄機を2台設置して、そんな感じだったので、空気清浄機がないともっと酷いかもしれません。

 

引っ越し当初に気が付いた大まかな事は、こんな感じでした。

古民家は、そのままの形で残っているものは少ないかもしれない。
私が越してきた家も炉は埋められ、本来茅葺屋根まで吹き抜けていただろう空間には、板が張られ天井が設置されていました。

 

あとから中途半端に手を加えたことで、燻蒸されることなくなった家には虫が多い。(;´Д`)
そして湿気が籠る。

 

すごくすごく寒いのに風が通る(湿気は籠るのに)

これは窓や戸が全部木材のサッシで、窓も割れたり隙間があったりするからです。
隙間風が多く寒いわりに、天井が設置され本来の空気の流れと変わってしまった古民家は、呼吸できず湿度が高い。
畳に引っ越しの段ボールを直置きしていると、段ボールと畳の設置している面でカビが発生しました。最悪、中の荷物にも蔓延。

 

カビが生えたお気に入りの靴・・・(;O;)

 


教訓4

畳に段ボールを直置きするとカビが生える
小まめに移動するか、引っ越し荷物は速やかに片付ける

 

夜は4月になるのに、家の中で白い息が出ます。

灯油ファンヒーターは3時間で切れるので、暖房なしで寝るわけですが、寒すぎて毛糸の帽子と靴下と湯たんぽを装備しました。
炉を埋めないで、日中火を焚けば屋根がぬくもりもう少しマシなのかなと思ったり。そして燻蒸されて、家中のクモもどっかに行ったかもしれません。

古人の知恵を活かしておいて欲しかった・・・。

 

 

カビ対策として、日中はなるべく窓を開けて空気を通したいところですが、なんと網戸がないので血を吸う虫(ブユ)が大量に入ってくる。
古民家は、網戸がないのが普通なようです。。。
借家でなければ大胆なリノベーションを施したいところですが、借家なのでお金をかけても勿体ない。
悩みどころ。

 

 

教訓5
古民家のリノベーションは中途半端だと家の価値を下げる
古民家の呼吸を止めてしまうと、湿気が溜まる

 

家の立地は、裏が山。
夜には庭に、シカやイノシシがやってくる。
大自然の中にあります。それ故、虫が多い!しかも吸血昆虫が多い!!
網戸がある窓は1つ。しかも敗れていて隙間あり。
窓を開けないと湿度でカビが…。

 

 

持ってきたエアコン2台も、家が土壁で崩れかけているので設置不可能でした。

設置しても隙間だらけなので、除湿はまず無理でしょう。

 

玄関、鍵がかからず『つっかえ棒』で戸締り。

 


教訓6

古民家にエアコンは利用しにくい
土壁に取り付けるのは費用がかさむ。付けられたとしても家の気密性を上げないと効果が薄い

 
人は強くなるもんです。
虫におびえ泣いていた従姉妹も、寒さで動けなかった私も、日々たくましく順応していきました。
私たちのような都会の軟弱者に、築100年の茅葺屋根の古民家を楽しむことなど出来ません!!
よっぽど、アウトドアのキャンプで鍛えられている亡者でなければ(苦笑)

 

 

教訓7
古民家に住むことはキャンプしてるよう
家に住むという感覚より、アウトドアに近い感じ(笑)

 

夜、土間の向こうにあるトイレに行くときは、懐中電灯を持って行きます。
土間に降りてトイレに行くのですが、靴を履く必要があります。
トイレに行くために靴を履く。キャンプ場のような感じです。
その靴を履くとき、忘れず靴をトントンとして中身を出します

中身とは、夜の間に靴に潜り込むムカデです。大きいものは20センチくらい。( ;∀;)
寝ぼけて一連の作業を忘れて、これを踏んでは一大事です。
懐中電灯がLEDの強力なものなので、黒く鎧が光り、真っ黄色の足がとても不気味(泣)
ヤツを見た後は、クモなんて可愛いものと思えるのです。

 

もちろん、ワンズにも被害がおよぶ可能性があってヒヤヒヤもんです。

ワンズは都会育ちなので、危ない虫もわかってないし。本能のまま弄りそうで・・・。

 

 

教訓8
靴やサンダルを履くときは中を確認する
不用意に履いてしまうと、ムカデに刺される恐れあり

 


クモはクモで、毎日家の中いっぱいに糸を張ります。

トイレに行くたび、顔にクモの糸が張り付きます。
まるでマラソンで一等賞のテープを切るかの如く、毎回。
最初は驚き気分を害していましたが、何も感じなくなります。『くすぐったいので取る』程度。
私は生き物の中で、クモが一番苦手でした。悲鳴を上げるほど。
ですが、強くなるもんです。

 

 

 

教訓9
人は強くなる
虫に怯えなるのも数ヶ月で慣れます(毒虫を除く)

 

と言うわけで移住や古民家は苦労します。

なるべく虫が入るのは嫌だけどカビの方が嫌だという結論になり、網戸はないけど虫の少ない日中戸を開ける運用にしました。

次回も恐ろしい古民家暮らしについてご紹介します。

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