広島県呉市の大崎下島にグランピング施設『GLAMPISPA 瀬戸内』が2021年9月にオープン。さっそく2021年10月末に1泊で滞在してきました。
わが家はボーダーコリーとミニチュアダックスフンドがいるので、利用するのはドッグランコテージです。
グランピング施設なのでキャンプの延長線上といった感じの宿です。良くも悪くもアウトドア感満載なので、いつも高級な宿を快適に使っている場合は、ちょっとビックリしてしまうかもしれません。
GLAMPISPA 瀬戸内の施設情報
施設名 | GLAMPISPA 瀬戸内 |
住所 | 広島県呉市豊町大長6164 |
web | https://www.hiroshima-glamping.com/ |
チェックイン・アウト | in:15:00~、out:~10:00 |
ドッグラン | あり |
わんこメニュー | なし |
宿泊してみて良かったこと・イマイチな点
最初にドッグランコテージに宿泊して、良かった!と思ったこととイマイチ…と感じたことを正直にご紹介します。個人的な意見なので参考程度に流してくださってもOKです。
良かった点
バーベキューの用意がされているコテージに泊まるので、自分でテントを張ったり、バーベキューの用意を持参する必要がないのでお手軽にアウトドアを感じられます。
キャンプは大変だけど、ここならお手軽です。
ドームテント及び各コテージにはプライベート露天風呂が付いています。アウトドアを楽しみながら温泉にも入れるのは嬉しいポイントです。
有料の薪を購入すれば、ちょっとしたキャンプファイヤーを楽しめます。さらに外でバーベキューを食べるので、寝る時とお風呂以外は屋外で過ごす感じになります。いつもとは違った過ごし方ができるので非日常感を味わえます。
テントだと夏は暑く冬は寒くなりがちですが、この施設だと就寝する場所にはエアコンが付いているので快適な温度で眠ることができます。
景観はイマイチですが星空は抜群です!
イマイチだった点
なぜか、トイレがめちゃくちゃ臭かったです。換気扇は付いているしウォシュレットも完備したトイレなのに、キャンプ場や屋外イベント会場の仮設トイレと同じ臭い(要は昔のボットントイレ臭)がしていました。汲み取りの時期の問題なのか?トイレ周りのパッキンの問題なのか?
トイレの横にある部屋にキッチンがあるのですが、キッチンスペースの換気扇を回すとトイレ臭がキッチンに充満します。さらにトイレを通らないと露天風呂に行けない構造なので、息を止めてお風呂場まで行っていました。
なぜでしょう?ほかの部屋はだったのかな?
プライベートドッグランから見える景色は、道路の向かいにある商店でした。囲んである木の塀は隙間があるので、商店の方が働く姿やトラックの出入り、取引先と電話している会話も丸聞こえ。隣で仕事をしているのを感じつつ過ごすので、自然を満喫するというのは無理でした。
またドッグラン付きコテージは355号線の道路に面していて、夜間までトラックやバスが通るので結構音が響きます。コテージは防音はイマイチで音が反響するので、車の音は気になりました。ただ、夜中の車の往来はほぼなかったです。
ベットはギシギシいう小さなシングルベッド(もしかするとセミシングル⁈)で、ホテルや旅館のベッドとはランクが違います。あくまでテントの寝袋より寝心地が良いというレベルです。
最後は運次第ですが…。同じ日に宿泊する他の宿泊者で快適性が変わります。当日、女の子のグループがいたのですが、12時近くまで音楽をかけてかなり騒いで迷惑でした。ここの施設はバーベキューを食べたりキャンプファイヤーしたりと、基本外で過ごすことになります。防音性がないコテージは外の騒ぐ声が筒抜けです。20時には管理人は居なくなるので、誰も注意してくれる人はいません。言い換えれば朝までオールナイトされる可能性もあります…。
念のため持っていっていた耳栓を使いました。
あとアメニティの歯ブラシなどゴワゴワなので、持っていった方が良いと思います。
セルフでやることが多い
キャンプの延長線上のような宿泊施設なので、バーベキューの野菜を切ったり洗ったり、食材を焼いたりは全部セルフです。朝ごはんのホットサンドももちろんセルフで作ります。
全部自分たちでやる必要があるため、犬連れで部屋食で上げ膳据え膳の宿をいつも利用しているので新鮮ではありました。ただ人間2人とわんこ2匹なので用事をしている間、結構わんこ達がほったらかしになる時間が多かったように感じました。
チェックアウト前に自分たちでごみは全部回収して、指定された場所に持っていく必要があります。宿泊者自身がすることが多いのでアクティブな滞在になります。
やることが多い分、思い出に残ります。
ドッグランコテージと設備
コテージという名ですが、実際は建築用コンテナモジュールのような建物。寝室のコンテナルームとキッチン&トイレのコンテナの2つを並べて作られた感じで、L字型に配置されており独立しています。キッチン&トイレのコンテナは外に出ることができ、そこに露天風呂の建屋があります。
コテージの前には広いプライベートドッグランがあり、犬を自由に遊ばせておくことができます。
わが家のワンズは他の犬に関心があまりないので吠えないのですが、木のフェンス越しに隣の宿泊コテージのドッグランと接しているので、もしも吠える子だと隣の犬の気配を感じて落ち着かないかもしれません。
わが家は真ん中のコテージだったのですが、両端の犬がわが家を挟む形で長い間吠えていました。夜が更けるまでどちらかが吠えると、また向こうの犬も鳴くといった感じでした。
旅館やホテルと違い吠える子の宿泊が多いのかも?
左の濃い茶色は隣の方のベッドルームコンテナで、右のパーテーションの向こうは隣のドッグランです。
L字型に並べられたコンテナの間に出入り口が設けてあります。右手前にあるのはバーベキューグリルです。
ベッドの部屋からトイレやお風呂は一度外に出るので、サンダルなど履き替えやすい履物を用意して降りた方が良いです。特に夜間のトイレは、ちょっと不便です。
キッチンの前には大きなウッドデッキがあります。ここでバーベキューを作ったりハンモックでくつろいだりできます。
キッチンのコンテナの中はこんな感じで、小さな流しが付いています。ここでバーベキュー用の野菜を洗ったり、手を洗ったりします。
このテーブルでお肉を切ったり、朝食のホットサンドの用意をします。奥のスライド扉の向こうにトイレがあり…ものすごく臭かったのです。
お風呂は大きく大人4人は入れそうなサイズです。しかも温泉が楽しめます!露天風呂なのですが、景色が見えるのは空だけです。天井がないので冬場の雨の日は寒いかもしれません。
湯は左にある蛇口から出るのですが、細い配管なので溜まるのにめちゃくちゃ時間がかかります。お風呂に入るかなり前から湯張りすることをおすすめします。
天気さえ良ければドッグランにあるスペースで食事を楽しめます。
日が落ちると寒くなるので、焚火で暖を取りました。薪は1,000円ほどで売っているので、冷える時期は購入しておいた方が快適に過ごせると思います。
食事は全て自分たちで作る
食事の材料は夕食と朝食の材料が冷蔵庫内に用意されているので、それらを自分たちで調理して食べます。
滞在した時(2021年10月末)のメニュー。
夜はバーベキューで、朝はホットサンドです。便利なバーベキュー用グリルを使って料理します。
肉を切ってからグリルで焼いて、タレに付けて頂きます。
こちらはカキのカンカン焼きという物。カセットコンロがあるので、それで作ります。
朝食もバーベキューグリルを使って作ります。
朝食の内容はこんな感じです。パンの中はチーズとハムでした。
基本的にワンコはフリーだから…
食事など基本的に外でする作業が多いので、ワンコは広いドッグランで自由に過ごすことができます。
ただ少し残念なのが、何個か古いウンチがありました。飼い主が目を離す時間が多い&草で見つけにくいので、犬の排泄物が放置されてしまうんだと思います。
ワンコグッズはしっかり準備して持っていこう
わんこ用アメニティはペットシーツが少ししかないので、ペットシーツや清掃スプレーやウェットシート、コロコロなどを持っていくと良いと思います。水飲み用のお椀、フードは必須です。わが家はワンコのベッドとしてクレートも持参しています。
わが家のワンズはペットシーツで用を足すので、大量に持参しています。
GLAMPISPA 瀬戸内【広島】ドッグランコテージ まとめ
キャンプでテントを張ったり、バーベキューの用意を持って行ったりといったことをせずに宿泊できるといったところがメリットかと思います。一人当たり2万以上の宿泊料金を考えたら、設備も食事も環境もアメニティも満足度は低いです。ゴミも自分で回収ですしね。
キャンプの延長のような感じなのでゆったり過ごすには不向きですが、なんでも楽しめる若者グループや、騒ぐ年頃の子持ちの方などには良いかなと思います。
わんこ連れだと飼い主が料理や片付けなどに追われるので相手をしにくいのと、周囲の声や音がとても聞こえるので警戒心が強い子だとずっと緊張しっぱなしになるかもしれません。
良かった点と悪かった点をまとめるとこんな感じです。あくまで個人的な意見です。
快適な旅行とは言えませんでしたが、薪を燃やしたりトイレの強烈な臭いなど思い出にはめっちゃ残ります。
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