毛玉のできやすい長毛種の猫ちゃんにも、ファーミネーターは効果的です!ファーミネーターは抜け毛を取り除くのにとっても有効で、抜け毛を取り除いてあげることで毛玉もできにくくなります。さらに、毛球症の予防というメリットもあります。
長毛種の猫にファーミネーターを使う時のポイントをご紹介します!ファーミネーターを効果的に使うには、注意点もあるのでチェックしてくださいね。







この記事では「長毛種の猫にファーミネーターを使うメリット|抜け毛と毛玉の対策をしよう!」について書いていきます。
長毛の猫にもファーミネーターは使えるの?


長毛の猫ちゃんにファーミネーターはおすすめです。
ファーミネーターには長毛の猫専用の物が用意されていて、専用品を正しく使うことで抜け毛を効率的に取り除いてあげることができます。
どうして抜け毛が取れるの?痛くない?


ファーミネーターの刃は、トリマーさんが使うトリミングナイフの仕組みをヒントにアンダーコートの抜け毛と、抜けかけている余分な被毛を取り除くように作られています。また、トリマーさんのようなテクニックがなくても、使いやすいように改良されています。
トリミングナイフでオーバーコートを取り除く場合と違い、抜けているアンダーコートと抜けかけているアンダーコートを除去するので、正しく利用すれば皮膚へのダメージはありません。






トリミングナイフについて、もう少し詳しく知りたい場合は専用記事をご覧ください。
長毛猫にファーミネーターを使うメリット


長毛の猫にファーミネーターを使うメリットは3つあります。
- 余分な抜け毛が取れる
- 毛玉対策できる
- 毛球症の予防につながる
抜け毛を取り除くことができる
ファーミネーターは、すでに抜けているアンダーコートと抜けかけているアンダーコートを取り除くことができます。
毛周期でいうと休止期のアンダーコートを除去できるようになっています。休止期は古い被毛の下に新しい被毛が生えてきており、抜ける準備が整った状態です。
余分なアンダーコートが取れるので、猫自体もスッキリします。特に換毛期の子は、アンダーコートが付いたままになると熱がこもってしまったり汚れが溜まるので、小まめに取り除いてあげるのがおすすめです。



毛玉対策ができる
長毛の猫ちゃんは、長く細い被毛がチャームポイントですね。長毛の猫ちゃんの細く長い被毛は毛玉ができやすいという特徴があります。
余分な抜け毛が猫の体に付いたままになると、歩いてこすれたり静電気が発生して毛玉になってしまいます。毛玉はひどくなるとフェルト状になってしまい、動物病院でカットしてもらわなけれならなくなってしまいます。
ファーミネーターを定期的に使ってあげることで、毛玉ができる元になる”抜け毛”を取り除くことができます。



毛球症の予防にもつながる


猫ちゃんは犬と違って、自分自身でグルーミングをします。これは野生の名残で、獲物に気付かれずに忍び寄るため、身体をなめて清潔にし自分のにおいを消しています。
身体をなめる時に、抜け毛が多くあると飲み込んでしまい毛球症のになる可能性が上がります。長毛の猫ちゃんの場合は、被毛の長さが長いため、短毛種の猫よりも注意してあげた方が良いです。







長毛の猫にファーミネーターを使い方と注意点
長毛の猫ちゃんにファーミネーターを使う時のポイントをご紹介します!
毛玉を取ってからファーミネーターを使おう
ファーミネーターは抜け毛を取ってくれますが、毛玉があると引っかかってしまいます。毛玉に引っかかると、生えている被毛を引っ張ってしまうので猫が嫌がります。
ファーミネーターは抜け毛をほぐすことはできません。ファーミネーターの使用前に毛玉があれば先に処理しておきます。



ファーミネーターの仕上げにブラッシング
ファーミネーターを使用した後は、フワッとした抜け毛が静電気で猫の被毛の表面に少し残っていることがあります。
猫が動くとフワッとした抜け毛が部屋に散らばるので、ファーミネーターで抜け毛を取った後は、軽くコームやスリッカーで仕上げてあげます。ファーミネーターの後でブラッシングすることで、余分な抜け毛をキレイに除去することができます。



ファーミネーターの使い過ぎには注意しよう
ファーミネーターは公式サイト上では、1~2回/週の使用で10~20分程度とあります。
ファーミネーターは抜け毛がたくさん取れるので、換毛期などには飼い主さんが夢中になり使い過ぎてしまうこともあります。猫を不快にさせたり、皮膚に必要以上に刺激を与えないために使い過ぎには注意します。
毎日のブラッシングにはソフトタイプのスリッカーやコームがおすすめです。



ファーミネーターを使う頻度は?
毎日コームやスリッカーでブラッシングしていれば、ファーミネーターは10分も必要ありません。
1~2回/週で、1回あたり2~3分でOKです。猫はあまり長いブラッシングを好みませんから、短い時間で済ましてあげます。
ファーミネーターを換毛期だけ使うのはおすすめしません。ファーミネーターは週1回くらいのペースで使い続けるのがベストです。ファーミネーターを短時間で定期的に使い続けることで、皮膚が少しずつ強くなります。頻度が少なく、長時間使うと皮膚を傷める原因になってしまいます。






正規品の長毛猫用のファーミネーターを選ぼう
ファーミネーターには模造品が出回っています。つまり、 偽物です。
模造品は値段が安く、見た目も同じようなのでついつい購入しがちです。しかし、本物と偽物は品質が全然違います!ファーミネーターは刃が特殊で、この刃だから猫の皮膚に負担をかけず抜け毛を取り除くことができます。
模造品はファーミネーターのような高品質の刃がついておらず、模造品を使って皮膚トラブルになるケースもあります。中には精巧に作られていて、模造品と気が付かずにファーミネーターを使っていると思い込んでいるケースもあります。正規品の長毛種用のファーミネーターを使うことで、安全に抜け毛を取り除くことができます。



ファーミネーターはとても丈夫で、1度購入するとずーっと何年も使用できるので、少しお高いですが正規品を購入しても元を取れるほど使用できます!






長毛種の猫用のファーミネーターは2種類
ファーミネーターの長毛種の猫ちゃん用は2種類用意されています。


- 長毛種 小型猫用…S:本体サイズ (幅X奥行X高さ) :5.5×6.5×15cm
- 長毛種 大型猫用…L:本体サイズ (幅X奥行X高さ) :7.5×6.5×15cm
Sサイズが小型の猫用で、Lサイズが大型の猫用です。2センチ刃の部分の大きさが違います。ラグドールやメインクーンなど大型の猫の種類でない場合は、小さいSサイズの方が首元や足の付け根など細かな部分にも使い勝手が良いです。
正規代理店で購入するれば、偽物の心配もありません。(並行輸入品は、模造品の場合があります。)
長毛種の猫にファーミネーターを使うメリット|抜け毛と毛玉の対策をしよう!まとめ
この記事では「長毛種の猫にファーミネーターを使うメリット|抜け毛と毛玉の対策をしよう!」について書きました。
ファーミネーターを使うことで、長毛種の猫の抜け毛を効率的に取り除いてあげることができます。
長毛種の子は毛玉が大きくなってフェルト状の様になってしまったり、抜け毛を飲み込んで毛球症になってしまうことが、短毛種の子より多いです。
毎日のブラッシングに加えて、定期的にファーミネーターを使うことで体にまとわりついた抜け毛を除去してあげましょう!
注意ポイントとしては、皮膚を傷めることが多いので『正規品以外は使わないこと』と『やりすぎないこと』です。
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