「安全で効果的な防虫対策ができる、何かいい物がないか」と探していて出会ったハッカ油。
ハッカ油には虫よけ効果があり、蚊やダニなど厄介な虫を遠ざけるのに効果があります。ハッカ油は犬や猫がいても使って大丈夫なのでしょうか?ハッカ油はハッカ草(ミント)から抽出されるので、植物由来で安全性の高いオイルです。
わが家でハッカ油を実際に使ってみたところ、残念ながらダックスフンドがハッカ油アレルギーを起こしてしまいました。
一方で、一緒に暮らしているボーダーコリーはハッカ油を使っても問題はありませんでした。
この記事では「犬や猫に安全?注意したいアレルギーとハッカ油スプレーの作り方」について書いていきます。
ハッカ油ってなに?
ハッカ油は、抽出方法や配合の割合によって種類が多く、100種類ほどあると言われています。
ハッカ油の成分|ハッカとミントは同じもの
主にはハッカ草(ミント)から抽出される精油で成分は、L-メントールが多くを占めています。
ちなみに、ハッカとミントは同じものです。
ハッカ油の効果
- 清涼感を得る
- 防虫効果
- 消臭効果
スーッとした清涼感が得られる
ハッカ油のメントールには、スーッとする特徴があります。
メントールのスーッとする感覚を楽しむためにハッカ油は色々なものに使われます。
ガムやアメに入っていたり、お風呂にハッカ油のアロマオイルを垂らして夏場の入浴剤としても使えます。
防虫効果がある
人間がスーッとする感覚を楽しむメントールは、虫にとっては大嫌いなニオイです。
忌避性といって、虫を遠ざける効果があります。
消臭効果が期待できる
ハッカのニオイは、他のニオイに比べて強く香る特徴があります。
ミントの香りで気になるニオイを抑える消臭剤としても使えます。
ハッカ油スプレーの作り方
ハッカ油は現役のまま使うと、人にも犬にも害になります。
そこで希釈してハッカ油スプレーを作って使うと便利です。
ハッカ油スプレー100mlを作る手順
ステップ1
スプレーボトルに無水エタノール10mlを入れる。
ステップ2
スプレーボトルにハッカ油を10滴入れる。
ハッカに弱い場合は、5~7滴でもOKです。
ステップ3
精製水を90ml入れる。(煮沸した水道水でもOK)
ステップ4
スプレーボトルをよく振って完成。
ハッカ油は水に溶けないので、無水エタノールを入れることでハッカ油と水が混ざります。
エタノールが苦手な場合は、無水エタノールを使わずに100mlの精製水にハッカ油を入れてスプレーを作ればいいです。
その場合は、使う際には思いっきり振って、精製水(煮沸した水道水でもOK)とハッカ油を混ぜてからスプレーするようにしましょう。
犬や猫はハッカ油を使っても大丈夫?
ハッカ油はハッカ草(ミント)から抽出されるので、植物由来で安全性の高いオイルです。
基本的には人間と犬には、ハッカ油を希釈して使えば問題ないです。
基本的と書いたのには、ハッカで人もい犬もアレルギーを起こす場合があるからです。
猫はハッカ油をふくめた精油が健康被害を引き起こすことが分かっているので、猫にハッカ油を使用するのは控えましょう。
- 犬は基本的にOK…ただし、アレルギーを起こす子もいます。
- 猫は 使えません。
注意したい犬のハッカ油アレルギー
以前、少しだけ古民家に住んでいた時期があり、家の中が虫だらけ(しかも血を吸う虫)で対策したいと思って使ったのがハッカ油スプレーです。
犬がいるので、安全で虫がいなくなるハーブのような物はないか?と探して出会ったのがハッカ油でした。
インターネットで調べた通りハッカ油を薄めて、家の中にスプレーでシュッシュとハッカ油をまきました。
ハッカ油で犬がアレルギーに!ダックスフンドがムーンフェイス
ハッカ油を夕方にまいてから数時間、夜中に一緒に寝ているダックスフンドが体をしきりに掻いているのに気が付きました。
いつもはグッスリよく寝る子なのに、体を掻いてはモゾモゾ動き回る。
急いで電気を点けると、顔が腫れてムーンフェイスになっていました。
以前、ボーダーコリーの方は、混合ワクチンで遅延型のアレルギーを発症したことがあったのでアレルギーには注意していました。
ダックスは今までアレルギーが出たことないのに、まさかのムーンフェイス。手も足も腫れて、耳も真っ赤になって熱がありました。
ちなみに、これがいつものお顔。
マズルも大きく腫れてしまっています。
アレルギーは命の危険もあるのですが、ど田舎には動物病院がありませんでした。
近隣に電話をかけまくったが通じる病院はない。都会で暮らしていた時には夜間救急病院もあったのに。悔やまれました。
2時間ほどして夜明けだったので、それまで慎重に観察を続けて朝一番に一番早く開く動物病院を検索し、車で向かいました。
動物病院で診察を受けて抗ヒスタミン剤等を注射、念のために頓服も処方してもらいました。
当初、夜中にダックスフンドがアレルギーを起こした理由が分かりませんでした。『犬に安全』と確認して使ったハッカ油とは思わなかったので、毒虫にでも刺されて反応してしまったのかと考えていました。
アレルギーの原因はハッカ油
しばらく動物病院の先生とアレルギーに話をしていました。
意外な物でもアレルギーが起こることがあると先生が話をしてくれ…『ご主人の湿布薬で顔が腫れたゴールデン』のことを紹介された。
『ハッカ油!!』
頭に思い浮かんだ。ハッカの成分がアレルギーになる可能性について先生に尋ねると、十分にあるという。
今まで家に来てからダックスフンドは4年間アレルギーは何もなかったのに、初めて触れた『ハッカ油』。完全にハッカ油がアレルギー源だと確信しました。
ハッカ油をスプレーすると、スーっとしたいい匂いがしました。細かい霧状のハッカ油を、ワンコは吸引していた。もちろん人もですが、その中でダックスのモカだけアレルギー反応を示したんですね。
ハッカ油を廃棄しました。
それからアレルギーは1度も起こっていません。
ハッカ油は犬や猫に使える?注意したいアレルギー まとめ
この記事では「犬や猫に安全?注意したいアレルギーとハッカ油スプレーの作り方」について書きました。
ハッカ油は植物由来の安全性の高いオイルです。
虫よけや消臭などの効果があり、希釈してハッカ油スプレーにして使うととても便利です。
ただし、猫には健康被害が出る恐れが高く使えません。
人や犬には害はほとんどありませんが、わが家のダックスフンドのようにハッカにアレルギーを起こしてしまう子もいるので、使う際には注意が必要です。
ハッカ油は残念ながら、わが家では使うことができませんでした。
ノミやダニの対策としては、動物病院で使われているネクスガードを個人で購入して使っています。個人で購入すると動物病院で買うよりお得なのです。
お散歩時にはA.P.D.Cニーム&シトロネラスプレーを愛用しています。
このスプレーではボーダーコリーはもちろん、ダックスフンドもアレルギーが出たことはありません。シャンプーでも使っているメーカーなので安心して使っています。
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