猫や犬を飼っていると、切っても切れないのが抜け毛との戦い。
フワフワでサラサラでとっても可愛い被毛、その反面、抜け毛の季節は掃除に追われることになります。抜け毛の季節が明確ではない子もいますし、春先にドッサリ毛が抜ける子もいます。この差は何なんでしょう?
抜け毛を知るには、まず被毛から!ということで、今回は”猫ちゃんとワンちゃんの被毛について”のお話です。
猫や犬の被毛の役割は?
猫ちゃんやワンちゃんの被毛は、とっても可愛いポイントですよね?モコモコしていたりツヤツヤだったり、それに触れているだけで安心します。
猫や犬にとって被毛は、命を守る働きがあります。
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被毛の役割1:防寒
![犬の毛の役割](https://a-nsmt.club/wp-content/uploads/2018/08/dog_snow_1534310198.jpg)
特に犬の耐寒性は高く、驚くことに寒冷地の犬種はマイナス60℃まで耐えられると言われています。これはホッキョクグやホッキョクギツネと同レベルです。
極寒でも耐えられるのは、被毛が防寒の役割を担っているからです。
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被毛の役割2:ケガ防止
![シャム猫](https://a-nsmt.club/wp-content/uploads/2018/08/cat_1534310444.jpg)
ビッシリと体を覆う被毛は、ケガを防止する働きもあります。
猫が狭いところを猛スピードで走り抜けたり、野バラがある藪の中でも平気ですり抜けるのは被毛が外傷から体を守っているからです。
猫や犬の皮膚は薄くて柔らかく、もし被毛がなければ、すぐにケガをしてしまいます。
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被毛の役割3:防水
![泳ぐ犬](https://a-nsmt.club/wp-content/uploads/2018/08/lab_1534310376.jpg)
犬なら川遊びやプールに連れて行っても、ブルブルっと水を飛ばした後にタオルで拭いてみると、皮膚まで水が浸透していない経験もあるかもしれません。
猫や犬が被毛がなければ、雨に濡れただけで体温が奪われ衰弱してしまいます。被毛に防水効果があるので、皮膚にまで水が浸透せず体温が奪われません。
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被毛の役割4:紫外線対策
![空を見る子猫](https://a-nsmt.club/wp-content/uploads/2018/08/cat_1534310229.jpg)
本来、外で活動することが多い犬や猫が被毛を持たなければ、紫外線により皮膚が重度の日焼けに陥ってしまします。被毛は、紫外線から皮膚を守る働きもあります。
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被毛の役割5:病原体から守る
被毛は、身体をガードしています。
被毛があることで、病原体が直接皮膚に付着することを防いでくれています。
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被毛が抜けやすい季節は?1年中抜けるの?
![ダブルコートのバーニーズ](https://a-nsmt.club/wp-content/uploads/2018/10/a75b9aa5023729cfbe66863a23609720.jpg)
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外部からの刺激からの防衛という意味も持っている被毛。特に抜けやすくなる時期があります。
体温を適正に保つために、多くの猫ちゃんとワンちゃんは春先にフワフワのアンダーコートが抜け夏毛になります。秋にはアンダーコートが密生し冬毛になります。
夏毛と冬毛への変化は、 日の長さと気温によるホルモンの変化で促されます。屋外で飼育している子は季節に応じて、分かりやすい換毛期があります。
春先…アンダーコートが抜け夏毛になる。
秋…アンダーコートが密生し冬毛になる。
ただし、ほとんどを家の中で過ごす子は、年間を通じて換毛が見られるという特徴があります。
また、毛の長い子の換毛は目立ちますが、毛の短い子も換毛は同じようにあります。
室内飼育している子は、環境によるホルモンの刺激が少なく、1年を通して換毛が起こりやすい。
被毛の弱点!高温多湿に注意しよう
![車から顔を出す犬](https://a-nsmt.club/wp-content/uploads/2018/08/1d7eb3d09900bc8a4c3a93e1e6787879.jpg)
寒さには被毛がダウンジャケットのように働いて耐えることができますが、逆に暑さと湿度を苦手とします。人のように汗をたくさんかいて体温を下げることができないので、高温多湿には注意してあげましょう。
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