猫ちゃんは自分自身で毎日ペロペロと舐めることで、被毛を清潔に保っています。
猫が丁寧にグルーミングしているのは、野生の名残といわれています。犬と違って単独で狩りをするネコ科の動物は、獲物に気付かれずにハンティングが可能な距離まで近寄ることが必要です。足音を消すのはもちろん、グルーミングしてなるべく被毛をキレイにすることで、自分の臭いを抑えています。
毎日キレイにグルーミングしている猫は、シャンプーが必ずしも必要というわけではありません。でも、シャンプーが必要になる場合もあります。
この記事では、『猫ちゃんのシャンプーが必要になるケース』についてご紹介します。




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猫のシャンプーが必要になるのはどんな時?


日々のグルーミングで体を清潔にしている猫ちゃん。では、どんな時にシャンプーが必要になるのでしょう?



季節の変わり目で大量に猫の毛が抜ける場合


猫にはシングルコートの子とダブルコートの子がいます。
シングルコートはオーバーコートのみ、もしくはオーバーコート状になったアンダーコートがほとんどというタイプの猫です。
ダブルコートはオーバーコートとアンダーコートの両方を持っているタイプの猫です。多くの猫はダブルコートで、季節の変化に合わせてフワフワのアンダーコートの量を調整しています。
人間の衣替えのように、猫は季節に合わせて被毛の量を調整しています。ですので、季節によって猫ちゃんの抜け毛の量が多くなります。抜け毛が大量に出る場合に、シャンプーは抜け毛を取り去るとともに毛玉の予防にも効果的です。



猫の汚れや臭いが目立つ場合
毎日キレイにグルーミングしていても、汚れや臭いが目立ってくることもあります。
猫自身が被毛を舐めてキレイにできない汚れや、強い臭いは猫にとってもストレスになるのでシャンプーで取り除いてあげるのが良いです。



ダニやノミが付いている場合や予防


家に迎える前に野良猫だった場合や、飼い猫でも屋外に出られる環境で飼育されている猫の場合、ダニやノミなどの外部寄生虫が付く可能性が高いです。
猫は自分でダニやノミを取り除くことはできません。ダニやノミが付いている場合や、規制する可能性がある場合はシャンプーをすることで外部寄生虫から猫ちゃんを守ることができます。



シャンプーが必要になる猫の特徴は?
特にシャンプーが必要となることが多い猫の特徴をご紹介します。



長毛種の猫


短毛種の猫に比べると、長毛種の猫はシャンプーが必要になることが多いです。
短毛種の子は自分でグルーミングすることで被毛を清潔に保つことができますが、長毛種の子ではグルーミングだけでは足りないことも。被毛が汚れるだけでなく、抜け毛が絡まってしまいフェルト状の毛玉ができてしまうこともあります。
長毛種の猫は、定期的にシャンプーをすることで、汚れを落として毛玉を防止することができます。






被毛が白い猫


被毛の白い猫は、汚れが目立つ特徴があります。足先やお尻回りなど汚れが目立つ場合は、シャンプーをしてあげるとスッキリします。



去勢/避妊手術をしていない猫
去勢や避妊手術をしていない場合、繁殖期にオシッコをまき散らす行動(スプレー)をします。この時のオシッコは特有の強い臭いを放ちます。お尻回りはオシッコで汚れやすくなるため、シャンプーすることで強い臭いを和らげることができます。



太っている猫


太っている猫ちゃんは、全身のグルーミングが出来づらいこともあります。猫はとても体が柔らかいのですが、太った猫ちゃんはグルーミングする範囲が広いことに加え、顔が届かない部分があったりします。
シャンプーをしてあげることで、普段のグルーミングできていない部分をキレイにしてあげることができます。






外に自由に出られる環境の猫
外に自由に出られる環境で飼育している猫は、ノミやダニなどが寄生する場合もありますし、外で色々な汚れが付くこともあります。
定期的なシャンプーで被毛と皮膚を清浄に保ってあげることにもつながります。



猫のシャンプーは必要?まとめ
この記事では、「猫のシャンプーは必要?シャンプーの効果と必要なケースを知ろう!」について書きました。
自分でキレイにグルーミングできる猫ちゃんは、ワンちゃんほどシャンプーが必要ありません。しかし、いつも被毛を舐めてきれいにしている猫ちゃんですが、シャンプーが必要になるケースもあります。
猫がグルーミングで落としきれなかった汚れや臭いが気になり始めたら、快適に過ごせるようにシャンプーしてあげるのも良い方法です。
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